2020年09月04日

青春フラジャイル 感想

20200904-00.png
制作 :Purple software(公式サイト)
ランク:C

温泉郷を舞台とした魔法と不幸の御伽噺。
魔法という響きから期待できるものは何もなかった。
※後半ネタバレあり

【攻略順】

<実攻略順>
 リズ → 氷緒 → 透音 → せつな
<推奨攻略順>
 せつなは最後を推奨。他はお好みの順番でどうぞ。

【感想(概要)】

〇ムチムチでエロ可愛いヒロイン
エッチシーンは流石と言うべきか、肉感的でフェチズムあふれており、実用性が高く役割が持てました。また、付き合ってからはそれまでに比べ、素直さやしおらしさが出ていたのも、関係性の変化を感じられて良かったです。

×尻すぼみになるシリアス
「わるいまほうつかい」が出てからはシリアス化するのですが、デティール不足な上に、唐突な展開で正直シナリオ周りは褒められません。
シリアス入ってるのに茶番を挟むのをやめないのも、個人的にはマイナスです。どういうテンションで読めばいいか困るんですよね。

×魅力に乏しい主人公
難聴で鈍感とかいう前時代の遺物なのも大概ですが、正直シナリオの傀儡という感じがして、キャラクターの意思を感じず、好感が持てませんでした。

【まとめ】

萌え抜きゲーとしてはありかと思います。ただ読み物としてはオススメしません。シリアス部分は完全に持て余していて、力尽きてる感ありありなので、プロット通りの出来なのか疑問を感じます。

私は「魔法」という部分に多少期待していたのですが、残念ながら肩透かしでした。もう少しくらい派手な要素を期待したのですが、ブランドの作風的にもそれは間違っていたかもしれません。この反省は今後の糧にします。

※以下はネタバレ有感想です。








感想(各ルート)

■リズ・メイサース
20200904-02.png
天窓ダイブをキメてくる、主人公の遠縁にあたる魔法使い。
強引さはありますが、キスから意識し始めるってのは良かったです。普段が無邪気なのも相まって、しおらしくなる瞬間はたまらなく可愛いです。

友達に魔法使いとしての自分が怖がられた(と思った)のが、つけこまれた原因ならば、勇気をもって話し合うってのが必要だと思うのですが、何故か2人で逃げました。このルート何が伝えたかったのか良く分かりません。

■桜宮 氷緒
20200904-03.png
地元有数の老舗旅館の娘な暴力型ツンデレ幼馴染。
(当然だが)今は廃れた照れ隠しの暴力には、ある種の郷愁すら覚えました。ですが付き合い始めてからは、幼馴染らしさが良く出ており悪くありません。

何故か「わるいまほうつかい」の言うことを妄信して、姉の自分に対する認識を書き換える展開は、1ミリも理解できませんでした。正直ライターの人間性を疑います。ここまで興味が失せたヒロインは久々でした。

■卯月 透音
20200904-04.png
属性過多のアイドル妹メイド。愛嬌抜群で甘え上手なところが素敵。
アイドル活動が、youtuberのせいで現実性を感じるのは時代ですね。普段しっかり者ですが、実は甘えん坊という2面性もグッドです。

メインのアイドル活動は色々な展開があり楽しめました。その活動を通して、自分の在り方はあくまでメイドであることを思い出す、という展開もいい感じの締めです。

「わるいまほうつかい」も力を返してもらって主人公が撃退という展開は、分かりやすくていいです。ただ、透音が回復した理由はもう少しちゃんと描いて欲しかったです。とはいえ全体的に一番良かったルートかなと思います。

■鳥羽 せつな
20200904-01.png
ウルトラスペックの癖にストーカーという斬新なヒロイン。
1人だけルートが長く、「この恋だけは壊せない」を回収する事実上のTrueヒロイン。というか背景から考えると、このルート以外だと主人公とリズがクズになる。

過去編で主人公との馴れ初めが描かれますが、中々良かったと思います。過去の主人公の方が目的意識がはっきりしていていいですね。せつなも過去の方が儚さが強調されていて好きです。

心の弱い者ほど自分を赦せないもので、せつなはその典型だと思います。そんな彼女がどんな解答を見せてくれるか、楽しみではあったのですが、1年前と違い今は未来を望む。というのはあまり納得できなかったですね。幸せ過ぎて心中を選ぶ女の解答としては、平凡過ぎると思わなくもないです。

最後に教会爆破の時に、保険をかけているのが小賢しくて嫌いです。1年前のせつなである「わるいまほうつかい」を信じた。ただそれだけでいいと思うんですけどね。

posted by paurun at 18:38
"青春フラジャイル 感想"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: